いま、とある企業の歴史を紐解いています。
とはいっても50年弱の会社ですが、なかなかどうして。
この50年弱の中にとてつもなく大きなノウハウと示唆、未来への答えがあるように感じます。
親から子へ。受け継がれる商売と創業の想い。
紆余曲折ある中で、危機的状況にも幾度も出会い、何とかしてそれを越えてきた歴史。そこに未来へのヒントが無いワケがない。
それをうまく活用する手法もまたフルスロットル独自のブランディングと言えます。それは代表である私自身や、共にプロジェクトに参画してくれるプロジェクトメンバーの多くがそういう”商売”の空気感を幼少のころから身近に感じてきたからではないかと思います。これはコンサルティング理論やマーケティング手法を学んでも対処できない領域です。ですから、中小企業に特化し、それを強みとするのです。
また、中小企業にブランディング、というとまた大きなことを、、と言われるかもしれませんが、中小企業にこそブランディングは必要なのです。そもそも、我々の言うブランディングとは、世の中に溢れる指先反射のコトを指しているわけではなく、経営と紐づいてバランスのとれた全社ぐるみでの経営改善活動のことであり、何もきれいなデザインを作ることではありません。しかも、歴史があればあるほどその重要性は高く、またその効果も計り知れません。では、若い会社にはできないのか?いや、そこは経営者の熱いビジョンと確固たる信念(=ビジネスモデル)で勝負でしょう。
ところで、世界中で200年以上つづく企業は何社あるかご存知ですか?
答えは 5586社(計41か国) です。
では、そのうち、日本の企業は何社あるかご存じですか?
答えは なんと 3146社(56.3%) が日本企業なのです。
ついで
ドイツ 837社(14.9%)
オランダ 222社(3.9%)
フランス 196社(3.5%)
それだけ日本には潜在的なブランディングポテンシャルを持った会社が非常に多いということ。また多くの場合、そのビジネスを支えているのは日本独自のおもてなしの心、匠の心、商売の心であることに間違いはありません。
ちなみに世界最古の企業はこれまた日本にありました。
非常にわかりやすく言うと「宮大工」の会社です。
金剛組・・・飛鳥時代西暦587年創業の社寺建築専門企業
http://www.kongogumi.co.jp/index.html
世界の長寿企業リスト(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_oldest_companies
ご参考になれば幸いです。