リブランディングとは何か、ブランディングとどう違うのかを知りたい方は先にこちらをご覧ください
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Contents(目次)
リブランディングを始める前にやっておきたいこと
リブランディングを成功させるために、まず始めにやっておきたい、たったひとつのこと。それはブランドの現状を客観的に、かつ正確に把握することです。リブランディングの目的は既存のブランディングをふまえた上で、企業業績に貢献できるようにすること。そのためには、従来のブランディングで成果があがっているところ、逆に、顧客の期待や時代にフィットしなくなっているところを正確に知る必要があります。
ブランドの現在の状況を把握する方法は色々あります。
市場におけるポジショニングを知るには、競合と比較しながら自社の位置づけを探ります。ブランドの成長性を考えるには強みや弱み、今後の事業機会なども把握する必要があるでしょう。これらは3C4P分析やSWOT分析といったマーケティング分析によって理解することができます。
Webブランディングならば、GoogleAnalyticsやSerchConsoleなどで過去のユーザーの反応を解析することもできます。
売上に対する影響はもちろん数字から知ることができます。ただし、数字が変動する原因はブランドの実力値だけではありません。季節変動や一時的なトラブルなども数字に影響しますから、評価の際には注意が必要です。
こういった多面的な評価には手間がかかりますが、この準備を怠ると、効果の出ていたところに手を加えてしまったり、今まで成果のでていなかったところが放置されてしまったりする可能性もあります。
予断を持たずにブランドの現状を正確に知ること。これがリブランディング成功のための第一歩です。
商品はそのままでもブランドイメージは変わる
リブランディングを始める前に、ブランドの現状を把握し、課題がはっきりしました。
その結果、商品やサービス自体に問題がないならば、デザインを変更するだけで充分な効果が得られます。デザインの好みは時代の流れで変わります。技術が発達すればデザインの表現方法も広がります。企業がホームページを持っているだけでも最先端だった時代につくられたデザインも、今、見ると古さを感じてしまいますね。変えるべきところを変えれば、ブランドは若返ります。
ブランドを評価して、商品やサービスが顧客に受け入れられなくなっている場合。こうした場合にはデザインより一歩、踏み込んでポジショニングの変更を検討します。たとえば、小さな子どもに人気のお菓子があったとしましょう。子どもに見向きされなくなったなら、中高生や大人をターゲットに打ち出しかたを変えればよいのです。オフィスでの息抜きやお酒のつまみを連想させるようなプロモーションやSNS投稿を意識したキャンペーンをはれば、顧客の商品の捉えかたが変わり、売上を伸ばすことができます。商品やサービスはそのままでも、ブランドイメージは新しくすることができるのです。
効果のあがるリブランディングの進めかた
何を対象にリブランディングをする場合でも、効果をあげるために注意したいことがひとつあります。営業目標やマーケティング目標といった経営戦略の方針との整合性をとることです。すべての経営資源は戦略のもとに投入されます。その戦略に沿っていないと、実効性が伴わないのです。
Webをリニューアルしたら、新しいフォームから問い合わせを受けるのはカスタマーサービスでしょうし、新しいキャンペーンをするなら、その説明に回るのは営業でしょう。パッケージの変更をするなら生産や購買の協力をあおがなくてはいけないかもしれません。彼らが予算や人手を割いてリブランディングに取り組む理由を説明できるのか、ということです。
ブランドイメージはデザインだけでなく、接客や販売のしかたなど、事業そのものからも生まれます。そのブランドをリフレッシュするということはある意味、ビジネスをデザインし直すということでもあるのです。
ブランディングの専門家は何をしているのか
ブランディングを専門とする会社が何をしているのか、外からは実態が分かりづらいかもしれません。
リブランディングを始め、ブランディングの過程ではクリエイティブデザインとは異なる知識や技術が求められます。
顧客がブランドをどう捉えているかを具体的に評価・分析できなくてはなりませんし、新たなブランド像を浸透させるためには最適なコミュニケーションプランを立てられるノウハウが必要です。実施したブランディングの効果をチェックして状況に応じて修正していく必要もあります。こうした専門知識や技術をベースに、ブランドイメージをコントロールしているのが、ブランディングの専門家です。
リブランディングでは、ともすればブランディング以上に慎重に実施時期や実施方法を検討しなければなりません。そこで、専門家の登場と相成るわけです。専門家に任せるメリットは客観的にブランドを評価し、従来のブランドにとらわれない新たな観点で、ブランドをリフレッシュできることです。もちろんブランディングの専門家といっても、クリエイティブに特化した会社もあれば、ブランド戦略に強い会社もあります。専門家の力を借りるなら、自社で特にサポートしてほしい部分を考えて、ふさわしいパートナーを選ぶとよいでしょう。
リブランディングの成功事例
最後に、フルスロットルがサポートしたリブランディングの事例を紹介します。廃棄物処理事業を行なっているミズノ株式会社様では、事業戦略や人事まで見直す大規模なリブランディングを行ないました。ターゲットや事業構造も変え、産業廃棄物管理コンサルティングという新たな企業像を構築しています。コミュニケーションツールも、クリーンかつ信頼感のある印象のデザインに一新し、社内外に新たなブランドを訴求しました。
詳しくはこちらから>http://ftl3.sakura.ne.jp/portfolio/rebranding/
フルスロットルは事業面からもデザイン面からも最適なプランニングを提案するブランディング・プロフェッショナルチームです。
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