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「子供時代の秘密基地」が新しいビジネスを生む

 

スイッチを入れるコトからはじめよう

 

先日、とあるクライアントとのミーティングにて「子供時代の秘密基地」が話題にあがった。

みんなどんな秘密基地を作ったか?

 

工事現場や森の中、田んぼの大型看板の裏だったりという”どこに作るか”という軸だったり、どんな素材で作ったか、中に何を作ったか、何を置いたか、そしてその基地で起こったエピソード、など秘密基地の話になると必ず発生する会話の存在。というか、秘密基地には子供なりのいろんな思いがあり、こだわりがあり、仲間との思い出があり、その当時考えられる最高の「技術」と「考え」と「想い」が注入された結晶。

この話を切り出した途端、そもそもの「ミーティング」が瞬間に「発想を生む場」にかわり、オトナは一気にコドモになる。

要は「スイッチが入った」のだ。

 

 

子供の発想と大人の礼儀

 

オトナになるとどうしても固くなり、新しい発想を生み出すことが難しくなる。知識や経験があるからこその制限・条件。もしかするとできるかもしれない可能性を自らブロックしてしまっているとも言える。それを仕方のないことと片づけてしまってよいわけがない。ビジネス創出の現場でも、いい意味でコドモのような感覚で、「ああすればいいんじゃないか?」「こうすればいいんじゃないか?」という発想とチャレンジを大事にしたい。あとはどうしても守らなければいけないオトナの条件さえ決めておけばあとは自由に発想してどんどんチャレンジすべきなのだ。

でも、時には強烈なアイデアがうまれたときはその「オトナの条件」さえも枠を超えて進めたくなることもあるかもしれない。それでいいんじゃないか?

いい意味での子供の心をもって、新しいビジネスやサービスの創造にチャレンジする。そこには既成概念をこえた新しいアイデアがあり、予想を超えた熱量がこもっているはず。強烈なプロダクトアウトが新しい市場を作っていくと信じていると同時に、実は世の中はそういうものを求めているんじゃないのか?

あくまで、オトナの礼儀は守ったうえで、、

これから作り込んでいく新しいビジネス提案、新しいサービスの行く末がとても楽しみでならない。ともに取り組むメンバーも大事。センスも大事。技術やノウハウも大事。そしてなによりも大事なのはそれをやりたい!と思う「動機」。

それらがまじりあったとき、新しい何かがうまれるはず。そして、クライアントや消費者にも何か熱いモノが伝わるはず。

 

 

イノベーションの瞬間

 

「それええやん!」「それオモロいな!」

 

ひとりでも多くのこういう反応を期待しているんだ。

それは言い換えれば「左脳と右脳の融合」にほかならず、世にいう「イノベーション」の瞬間なのかもしれない。

頭デッカチにならなくていい。
恥ずかしがらずに、コドモに戻るコト、垣根を取っ払って想像を巡らすコト。

いまの時代に求められているのはそういう感性。
ぜひ、新しいもの生み出すオトナの会議の前にぜひ「子供時代の秘密基地」について話をしてみて頂きたい。

きっと昔の自分が、秘密基地=イノベーションの扉の向こうで待っているはず。「おい、お前もこっち来いよ!」って手を振って。

 

 

「企業経営に、戦略(左脳的思考)とデザイン(右脳的感性)を!」
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