2013年に、自社が持つ工具ブランド「TONE（トネ）」を企業名とし大きくブランドチェンジ。創業当初より前田金属工業という社名でありながら製品ブランドはTONEと別々の表現をしてきましたが、近年の市場動向の変化、顧客志向の変化からブランド名を冠した「TONE株式会社」に社名変更。企業ブランドと製品ブランドを統一し、ステークホルダーとのコミュニケーションを一本化することで、より効率的に、かつ高いインパクトとともにTONEブランドの認知・理解・浸透を推進しています。
同じタイミングで大証2部から東証2部への鞍替えも実施。

経営（コア）とプロモーション（フロント）と財務（バック）など多面的な経営改革・ブランド改革を同時進行させている国内リブランディング事案の好例といえるだろう。

TONEは昨年よりチューニング業界やレースイベント、スーパーGTやポルシェカップ・F4などレーシングチームへの積極スポサードを進めており、実際のところ現場で使われる工具だけに過酷な条件で工具を使用するシーンに対して、自社工具の提供をすることでプロフェッショナルへの認知・利用を促進している。またレース活動を通じて一般消費者にもTONEブランドの認知を進めていく戦略で現在いろいろなレースシーン、モーターシーンでプロモーションを推進。この動画はその例のひとつ。クオリティも非常に高い仕上がり。

ちなみに、製品としては昔からトルクレンチに非常に大きな強みを持つ同社、ブランドチェンジ後のメッセージとして「ボルティング・ソリューション・カンパニー」という一見ベタだが強い意志をこの言葉にこめている。関西商人のまっすぐさ、と捉えておこう。。

http://www.tonetool.co.jp/